世界が終わるまで
あとがき
初めまして こんにちは キリコでございます。
この話、おわかりいただけましたでしょうか…
今回ほど自分の表現の甘さや起承転結の海などなどなどなど、痛いほど感じた話はありません。長編は難しい…(短編はもっと難しい…)平安時代、好きなんですよねぇ。始めは、前世に行った楓姫と、貴族の息子花道だーっくらいに考えてた話なんですが…(全然違うじゃねぇか)。歌のやりとりとかもしようと思ってたんだけどなー(笑)
この話では、実在の神社や人(神様?)などを登場させております。貴船神社や南禅寺は有名ですが、流川がお婆と最初に出会った寺は全くの架空。貴船神社の結社(ゆいのやしろ)の縁結びの神様(磐長姫命(いわながひめのみこと))は本当です。あのお方の話はあちこちに残っているそうですねぇ。磐長姫に孫娘(お婆)がいたというのは、もちろん架空です。千年前とアバウトに言ってますが、藤原道長(好きだ)の中後年期でしょうか。この話の東宮争いは史実にはありません。
『花紅葉(はつもみじ)』というのは、平安時代の袷(あわせ)の一つで、衣の裏表か装束としての重ね着のとき、両方に使うらしいですな。花紅葉は表が萌黄、裏は淡萌黄ということで、なぜか黄緑色っぽい…
仙道さん以外のスラムダンクメンバーも、前世の中でひそかに(?)登場しておりますが、おわかりいただけましたでしょうか。オリキャラいじめっ子は現世で流川と会ってます。
他の前世や来世なども楽しそうですが、やっぱりなんといっても、現世が素晴らしい!(当たり前) 日本の文化じゃないかなーと思う『縁(えにし)』というのが好きで、夏頃から考えていた話です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。この話はフィクションです。実在の場所や人物名とは関係ありません。
2003.2.23発行
2012.4.6UP
えーーー以前からウチに遊びに来てくださってた方は「やっとか!」と呆れておられるかもしれません……というくらい、サイトにアップするのに時間がかかりました…申し訳ありません…
改めて言い訳を載せておきますと、元ファイルを紛失したため(ありえないよねー)、手持ちの本を打ち込んでいたのです。これがまた……苦痛作業でした(;;)←自業自得! 当時の本のまま、誤字もそのまま(汗)、今ならこんな文章書かないなぁと思う点もそのままです。この本の思い出は…いろいろあります。
まずタイトルは、最初は『えにし』にするつもりでしたが、書いてる時期にMさんにSDアニメを全部お借りしたのです!(本当にありがとう!) で、アニメをずーっと見てたらね、今のタイトルのエンディングがありましたね…で、「こ、これだ!」と思ったわけなのです。『世界が終わるまで』、良いフレーズです。私は歴史小説が好きですが、たぶん当時は平安時代の小説を読んでたんでしょうねぇ。いろいろブームが来ますが、戦国時代や幕末も好きです。
また当時、職場の方から、十二単の袷(あわせ)の本をお借りしてたんです。春の重ねとか、いろいろな組み合わせがあって、それぞれに名前があって。『花紅葉』って見たときに「こ、これだ!」と思ったわけなのです。←リピートそんな感じで、私が本やサイトで書くときには、あちこちからヒントをいただいています。日頃も、ちょっと無意識にネタ探しをしている自分がいます(笑) 結構小説家っぽいクセになっている気がします。
とはいうものの、最近ではそんなアンテナが鈍っているようです。アンテナ自体が働かないというか…もうネタが尽きているのかもしれません。結婚してから、実は一枚も絵を描いていません。小さい頃からひたすら描いていたはずなのに、環境が変わるとこんなところまでなぜか変化してしまいました。自分でも不思議です。
こんな私ですが、一応まだサイト閉鎖する予定はありませんです。
お気が向かれましたら、またお立ち寄りくださると嬉しいですm(_ _)m
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