親 子

 



 フェリックスが、ロサンゼルスの父親たちの元に来てから2週間くらい経ったときのことだった。
 珍しく二人一緒の休日のことについてベッドで語り合っていたときに、突然悲鳴のような泣き叫ぶ声が聞こえ、二人は飛び起きた。
「フェリックスっ!」
 素早さの点ではミッターマイヤーの方が上手で、出入り口に近かったこともあり、フェリックスの元の駆けつけるのも速かった。
 フェリックスは自身の部屋を与えられていた。もっと小さなときから、自分の部屋を持っていたのである。
 赤ん坊の頃も夜泣きはそれなりにあり、父親たちは寝不足になることも多かったが、ロスに来てから泣いたこともなければ、二人に完全に懐き、まるで以前の生活を忘れてしまったかのように、母親のこともシェーンコップのことも何も話さなかった。そんなフェリックスに、安心もしたが、心配していた矢先のことだった。
 薄暗いフェリックスの部屋は、明るいブルーで統一され、子どもらしくおもちゃなどがいっぱいだった。ほとんどがロイエンタールとミッターマイヤーが買ったものだったが、ただ一つだけ、フェリックスが抱いて眠るぬいぐるみがあった。それは、母親からの贈り物のうさぎのぬいぐるみだった。
 フェリックスは、そのぬいぐるみを抱き、壁の方を向いてしゃくりあげていた。
「フェリックス?」
 優しい声で話しかけたが、フェリックスの方からは何の反応もなかった。起きて泣いたのではなく、夢の中で泣き叫んだようだった。
 ミッターマイヤーがゆっくりと顔をこちらに向けながら、涙と汗で濡れた前髪を梳きながら額にキスをしたとき、眠ったままのフェリックスが小さく呟いた。
「…マミー…」
 ミッターマイヤーもロイエンタールも胸が締め付けられそうだった。
 元気で明るいと思い込んでいたが、やはりフェリックスなりに母親がいないことを寂しく思っており、小さな頭で気を遣っていたことをやっと理解したのである。
 その夜は、黙ってフェリックスの小さなベッドに入り込んで、3人で抱き合って眠っていた。

 
 一度、そういうことがあってから、時々フェリックスは夜泣きするようになった。
 ほとんどが夢の中で泣き始め、起こしても一晩中しゃくりあげることもあり、二人の父親はどうすればよいのかもわからなくなってきていた。
 母親を恋しがる子どもに、母親の代わりも出来ず、また起きているときは多少反抗期ではあるものの、泣いたりしない手の掛からない子だった。そのため夜中のフェリックスを思い出し、尚更苦しかった。
「オスカー、お前といるときも泣いたりしてるか?」
「ああ、お前は?」
「昨日もずっと泣いてたよ」
 母親を忘れるまで、ずっと続くのかと思うと、寝不足で仕事に差し支えそうだった。
 しかし、愛しい気持ちと心配という気持ちでいっぱいで、何とか改善したいと必死で考えたりした。
 フェリックス自身が、睡眠不足であり、託児所でうつらうつらしたり、ボーっとして他の子と遊んだりしない日が続いていた。
 小児科に携わっている父親たちなだけに、自分たちの能力不足に歯がゆい思いをしていた。

 
 ミッターマイヤーが夜勤の日、ロイエンタールはリビングで論文を読んでいた。
 自分のキャリアのために、寝不足でも努力を怠らないところは、ミッターマイヤーも変わりなかった。
 グラスを取り上げたとき、フェリックスが泣き始めた声が聞こえ、ロイエンタールは「またか」とも「やはり」とも思いつつ、フェリックスの元へ急いだ。
 毎日のように泣き疲れ、汗をかいてグッタリする息子の精神状態が、自分たちの都合でもたらされたものだとロイエンタールは思っていた。フェリックスが間違いなく父親、母親の元にいたとしても、それぞれの家庭で育てられ、せっかく新しい環境に慣れたところにまた変わり、そしてついに母親とは永遠に会えなくなってしまっているのである。
 父親は、ある意味たくさんいる。
 しかし、母親はエルフリーデ一人だった。エルフリーデはフェリックスを手元に置き、どこにも預けずに育てていたと聞いていた。そのため託児所の集団生活にも慣れず、父親だけの環境にも落ち着かず、眠っている間に溜めたストレスで、苦しんでいるに違いない、という分析は父親たちにも出来ていた。
 今後、どうすれば良いのか、ということまでは、どちらにもわからなかった。

 ロイエンタールは、ぐずり続けるフェリックスを腕の中に抱きしめ、ゆっくりと柔らかい髪を梳いていた。
 フェリックスはぬいぐるみを抱きしめ、親指をくわえながら、まだしゃくりあげていた。そのままロイエンタールの胸に顔を埋めてくる小さな息子の肩を抱き、額に何度もキスを贈った。
”子どもにも、いや子どもだからこそ、寂しいという気持ちが正直に表現出来るのだろう。それが寂しい、という言葉で表現出来なくても…”
 フェリックスは我慢しているのだ。
 『寂しい』という言葉を知らないこともあるだろうが、かなり自分たちに気を遣い、いい子でいなければいけない、という考えがあるのだとロイエンタールは腕の中に温かい存在を感じながら考えていた。
 そしてそれは、かつての自分を見ているようで、同じような思いをさせたくないとロイエンタールは強く思った。
 フェリックスの苦しみを解放してやらなければ、このままずっとこういう状態だろう、と意を決した。
「フェリックス、海へ行こうか」
 起きているのか眠っているのかわからないフェリックスを抱き上げ、ロイエンタールは外へ出た。
 海が近いといっても車で15分くらいかかり、真夜中のドライブになった。
 体を起こされ、助手席に座らされたフェリックスは、多少なりとも起きたらしく、海に着く頃には窓の外を見つめていた。
「オスカー、ここどこ?」
「…海だ」
 なめらかな砂浜を、ロイエンタールはフェリックスの手を引いて歩いた。
 フェリックスが来てから、一緒に海に来るのは初めてだった。フェリックスはシカゴで生まれ育っていたため、湖は見ていても海は初めてだったのだ。その波の動きをじっと見つめ、一定ではないその不可思議な水の行き来に、フェリックスは首を傾げていた。
 そんな様子にロイエンタールは小さく笑って言った。
「入ってみるか?」
 靴のままロイエンタールが一歩前に進むと、フェリックスが繋いだ手に連れられるように水に足を浸した。
 その瞬間、「冷たっ!」と驚きの声を上げ、慌てて砂浜に戻ってきた。
 3月のロスであったが、真夜中はかなり冷え込み、もちろん泳げるような状態ではなかった。
「もう少し、暖かくなったら泳ぎに来ような。フェリックス」
 ずっと手を握ったままの父親の顔を見上げるように、フェリックスは首を逸らした。
「海で、泳げるの?」
 「ああ」と頷きながら、ロイエンタールは海水をすくい、フェリックスの口元に持っていった。フェリックスには父親の言いたいことはわかったが、初めてのことに渋面を作った。
「大丈夫だ。舐めてみろ」
 低い優しいテノールに、フェリックスは目の前の金銀妖瞳を見つめながら小さな舌を出した。
 そのしょっぱさに、フェリックスはますます渋い顔をし、ケホケホとむせたように吐き出したがった。そうするようにし向けた父親は、その様子に声を立てて笑った。
「これが海だ。フェリックス」

 しばらくロイエンタールとフェリックスは手を繋いだままゆっくりと浜辺を歩いていた。月明かりはそれほどなく、かなり暗い中を、それでも温かい二つの手を結び合わせながら、黙って歩いていた。
 フェリックスが小さなくしゃみをし、ロイエンタールは冷え始めた体を抱き上げ、風の来ない木陰に連れて行った。向かいあって抱き合い、少しでも息子に風がいかないように、ロイエンタールは長い腕を回した。
「フェリックス、男同士の話をしよう。これから聞くことに正直に答えてくれよ?」
 すっかり泣きやんでいたフェリックスだったが、突然の申し出にしばらくキョトンとしていた。フェリックスには目の前の人物が自分を気遣っているのはわかったが、どういう意図でここまで来たのかまでは想像もつかなかったのだ。
 それでも、フェリックスは首を縦に大きく振った。
「お前は、俺たち、…オスカーとウォルフといて楽しいか?」
 頭の上からの質問に、フェリックスは俯いたまま頷いた。
 その小さな顔をロイエンタールは片手で上を向かせ、質問の口調とは違った雰囲気で言った。
「フェリックス。男同士の話のときはな、目を逸らしちゃいけないんだ。俺の目を見てろ」
 その後の、ロイエンタールとミッターマイヤーとの生活について、つらいことはないと真正面から肯定していた。そのスカイブルーの瞳は、真剣で、一度も目を逸らさなかった。
 この答えに、質問者であるロイエンタールは、心の中で大きな安堵のため息をついた。
「ロスは、…ここは嫌か?」
「…わかんない」
 街の雰囲気も、気候も違うロサンゼルスをどう感じているかはフェリックスにもわからないかもしれなかった。だた、ここに来て託児所に通うことが多少つらいらしかった。これまで家で自由に育ってきていたフェリックスが、突然の集団行動に慣れなかったのも無理はなかった。
 「友達はいないのか?」と聞くと「いる」と即答した。
 それでも眠たがっているフェリックスが、友人同士の激しい遊びについていけないこともあるのではとロイエンタールは思った。そのためにも何とかしてやりたいと父親たちは焦っていたのだ。
「フェリックス…お前は覚えていないかもしれないが、生まれて4ヶ月くらいからだな、ずっとお前は託児所にいたんだぞ。だから大丈夫だと俺は思う」
 フェリックスは少し大きく目を見開いた。
 全く覚えていないことではあるが、こう言うことで少しでもフェリックスが自信を取り戻すことをロイエンタールは期待していた。

 ずいぶん長い間、二人はその場に座り込んでいた。
 ロイエンタールはしばらく黙ったままであり、フェリックスは話をしようとしていた父親が黙っていることに不安を覚え始めた。ロイエンタールはしにくい、出来ればしたくなかった質問をしようと躊躇っていたのだった。
「…シェーンコップ…ワルターに会いたいか?」
「…少し」
 フェリックスはこれまでのように、はっきりとした声では答えなかった。これまでシェーンコップと離れてから一度も会いたいといったことはなかったのだ。
 シェーンコップはフェリックスとの約束を守り、アフリカから手紙が届いていた。字がまだ読めないフェリックスに代わり、父親たちは何度も読んで聞かせていた。「読んで」というから読んでも、読み終われば「ふ〜ん」としか言わなかったフェリックスだったが、その手紙をかなり喜んでいただろう。
「…エルフリーデに…ママに会いたいか、フェリックス」
 その名前にフェリックスの瞳は大きく見開き、みるみるうちに涙を溜め始めた。その眉を寄せた辛そうな顔をロイエンタールは自分の胸に埋め、頭を撫でながら呟いた。
「会いたいよな…そうだよな」
 尋ねるまでもなく、会いたいに違いないと思っていながら、つらい確認をしたロイエンタールは自分を反省した。しかし、いつかははっきりさせなければいけないことだとも思っていた。
 腕の中の震える肩をしっかりと抱きしめながら、ちゃんと泣き出したフェリックスと向き合おうと決心していた。
 しばらくして、フェリックスは涙声で話し始めた。
「ママは…どこへ行ったの? なんで俺、置いてったの?」
 『死ぬ』ということがわからない年代であり、この質問はもっともであったが、ロイエンタールも返答に困った。エルフリーデは死ぬ前に「遠くへ行く」とフェりックスに話していたと聞いていたこともあり、そう説明するのがいいと思っていた。
「ママはな、遠くへ行った。お前を置いていきたくなんかなかったんだ。お前と離れたくなかったけど、どうしても行かなければならなかったんだ。…ママはお前を愛していた。フェリックス」
 聞こえてはいただろうが、フェリックスは泣きじゃくったまま返事をしなかった。どう答えればいいのかわからなかったのかもしれない。
 突然、ロイエンタールの耳にとんでもない予想もしなかった言葉が出てきた。
「…たらい回しの子でも…?」
「…何だって? フェリックス…」
 自分の耳を疑ったが、頬を濡らした顔を上げたフェリックスの目は真剣で、そしておびえも混じっているように見えた。本当にその言葉の意味を理解して発しているのかもわからなかったが、ロイエンタールはそんな言葉をフェリックスが口にしたこと自体がショックだった。
「俺…たらい回しの子なんだろ? みんな俺のことが嫌で、っふぇっ…お、俺、あちこち行くんだって…」
 どこでそんなことを言われたのかわからないが、フェリックスの世界はまだロイエンタール家と託児所くらいだ。おそらくは心ない子ども同士の言葉だったのだろうが、フェリックスが夜泣きし始めた頃、そう言われたのだろうとロイエンタールは唇を噛んだ。
 子どもの言葉は、時々凶器にもなる。それが子どもの怖いところだ。
 確かにフェリックスは、何度も引き取り手が変わっている。しかしそれは実の母親と父親の間を行き来しているだけであり、やむを得ずとも言えた。
 だがこれは、あくまで親の都合だったろう。ロイエンタールは自分たちの勝手を罵り、反省だけでは足りない後悔を胸に刻んだ。
「それは違う、フェリックス。俺たちみんなお前を愛しすぎて、取り合いになったんだ。すまなかった。だが、離れていてもお前を愛していたし、ママもワルターも今でもお前を愛してる。本当だ、フェリックス。俺の目を見なさい」
 目の前の真摯な金銀妖瞳をじっと見つめ、フェリックスはまだ涙を流し続けていた。父親の言葉が本当らしいと感じたフェリックスは、それでも泣きやまなかった。
「…オスカー、俺がいて、しあわせ…?」
「ああ幸せだ。俺も、ウォルフもそう思っている」
 大きな両手で頬の涙を拭いながら、そして決して目を逸らさずに即答した。そしてそれは紛れもない本心であった。
「だがな、フェリックス。お前が笑ってる方が、オスカーはもっと幸せなんだがな」
 そう言って唇の端でにやりと笑ったその顔に、フェリックスは泣きながら小さな笑顔を作ろうと努力した。
 そのおかしな顔を見て、ロイエンタールの方がもらい泣きしそうだった。泣き顔なぞ見られたくなくて、ロイエンタールは前屈みになり、その小さな唇に口付けた。
「愛してるよ、フェリックス」

 

 翌朝勤務を終えたミッターマイヤーは、家に着くなりフェリックスの部屋をのぞいた。いつもなら一晩中ぐずり続けるフェリックスの世話で、そのまま一緒に眠っていることが多いからだ。
 静かにドアを開けたミッターマイヤーは、フェリックスの小さなベッドにロイエンタールが眠っているのを見て、「昨夜もか」とため息をついた。
 どうすればいいのか、小児科医のミッターマイヤーにもわからなかった。
 病気ならよくわかるが、精神的なことは人それぞれであり、この状態が続くようならば小児専門の精神科医に相談するつもりでいた。 
「…ウォルフ?」
 ミッターマイヤーが立てたかすかな音に、フェリックスが目覚めたらしく、父親の名を小さく呼んだ。上半身を起きあがり、眠そうに腕で目を擦り、大きなあくびをし出した。
 呼ばれたミッターマイヤーは、フェリックスのそばにかがみ込み、その額にキスをした。
「起こしたか、フェリックス。ただいま」
 笑顔で言うと、フェリックスも笑顔になった。泣いたあとの腫れた瞼を見て、ミッターマイヤーは心の中だけで眉を寄せた。
 フェリックスは、まだ眠っていろと言った父親の首にしがみつき、体のすべてをミッターマイヤーに預けた。
 ベッドに戻そうと思っても自分から離れない息子に、ミッターマイヤーはため息をつきながら入って来たときと同じように静かに部屋を出ていった。
 そのまま荷物を置き、リビングのソファに腰掛けると、フェリックスはミッターマイヤーと向かい合うように膝の上に座った。

 まだ眠そうに目を擦りながら、それでも父親の方を見上げてくるフェリックスに、ミッターマイヤーは微笑んだ。夜勤明けの自分と、今度は一緒に寝ようとでも言うのかと思ったからだ。
 無言の笑顔で「なんだ」と尋ねるミッターマイヤーに、フェリックスはもう一つ大きなあくびをしてから話し出した。
「ウォルフ、男同士の話をしよう」
 突然のしっかりした口調に、ミッターマイヤーの方が驚いた。
 そして多少低い声にしている様子は、ロイエンタールによく似ていて、彼の真似をしているのかとまた笑った。
 ミッターマイヤーは、抱いて背中に回していた腕を自分の膝に降ろしながら「いいとも」と言った。
「男同士の話の間は、目をそらしちゃいけないんだよ。ウォルフ」
「はい」
 プッと吹き出しながら、今朝はいつもよりは明るいフェリックスを楽しんでいた。
 尤も、起きている間はユニークないい子であり、きっとそうしようと努力しているらしいフェリックスに、応えなければもっと苦しむだろうことをミッターマイヤーは知っていた。
「ウォルフ? 正直に応えろよ」
「…なんだ?」
「…俺がいて、ウォルフはしあわせ?」
 しばらく俯いたあと、顔を上げたフェリックスが尋ねてきた内容は考えていたよりも深刻で、その表情は真剣であった。突然の質問には驚いたが、返答には困らなかった。
「ああ。とても幸せだ。フェリックス、お前は俺といて幸せか?」
 スカイブルーの大きな瞳をまっすぐに見つめてくるグレーの瞳と合わせながら元気よく応えた。
「うん。…俺、オスカーとウォルフがいればいい」
「…その言葉、オスカーが聞いたら喜ぶよ。オスカーを幸せにするんだろう? フェリックス」
「うん!」
 満面の笑顔を向かい合って浮かべ、ミッターマイヤーは心の底からホッとしていた。
 フェリックスが明るくなったのは、気のせいではないと感じたからだ。昨夜何があったのかはわからないが、フェリックスは今、自分たちに心を開いていた。
 熱くなってくる瞼に耐えられそうになく、ロイエンタールと同じように、ミッターマイヤーもフェリックスに近づきすぎることで誤魔化した。
 そっと口付けると、フェリックスは笑ったまま目を閉じた。
「愛してるよ、フェリックス」

 

 

 すっかり元気を取り戻したフェリックスは、託児所でもパワー全開で、意思表示が強く、争いが耐えなかった。相手とひどいけんかになる度に、託児所の職員から内線電話がかかり、苦情を言われる毎日になった。
 元気のない、本当の自分を出せない息子よりは、暴れまくる方がいいと思いながらも、二人の父親はため息をついていた。

 

 暖かい、海で泳げる季節になっても、ロイエンタール家には明るい笑い声と怒鳴り声とがよく聞こえてきていた。

 

 


2000. 2. 2 キリコ
2001.12.27改稿アップ

 

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